子どものお気に入りのおもちゃが壊れた時、どうしていますか?
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みんなで29号では「捨てない暮らし」をテーマに、四街道おもちゃ病院を取材しました。

 まずは代表の矢間(やざま)義昭さんに四街道おもちゃ病院の活動についてお話を伺いました。矢間さん自身、モノづくりが好きで、鉱石ラジオを作ることが楽しみな子ども時代を送っていたのだそうです。そしてモノづくりを通して、仕組みや原理を理解する力が自然に育ったのだと自身を振り返ります。
だからこそ、子どもたちにも同じような経験をさせてあげたいと工作教室を開催し積極的に活動してきました(8月末現在、新型コロナウィルス感染対策として工作教室は中止中)。
矢間さんは、おもちゃ病院にはお母さんやお父さんだけでなく、ぜひ親子で来院してほしいという思いがあります。「子ども達に実際におもちゃを治す様子を見てもらい、なぜ音が出るのか、なぜ動くのかを知って欲しい、興味を持って欲しいのです」。

 次に実際におもちゃが入院している、わろうべの里のおもちゃ病院に伺いました。

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院内には5名のおもちゃドクターが各々の道具を駆使して治療にあたっていました。ドクターの中には電気・化学・建築・物理などの専門家もいるそうです。また、女性のドクターは、裁縫の腕を生かして、ぬいぐるみの修繕を一手に引き受けているのだとか。さらに年代物のおもちゃや複雑なつくりのおもちゃは、ドクター同士が協力しながら治療することもあります。
でも皆さん一番の楽しみは、子ども達との会話なのだそうです。

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子ども達もドクターがおもちゃを治す様子に視線が釘付けです。難しいことは解らなくても、感覚として面白いと感じるのかもしれません。
おもちゃ病院や工作教室に通うことで、モノの仕組みに興味を持った子どもたちの中には中学生になり「靴磨き機」を製作、特許を取得した人もいると聞きます。


なお四街道おもちゃ病院は随時、おもちゃドクターを募集しています。
おもちゃドクター養成講座も開催しているそうなので、詳細は四街道市社会福祉協議会 ボランティアセンターへお問い合わせください。

モノを大事にする心と探求心を育む「四街道おもちゃ病院」にこれからも注目です。

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