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第11回 お洋服を通じて人の役に立つ 「ひみつのおしゃれ工房」

「ひみつのおしゃれ」を楽しめるのは、大日の住宅街の中にあるミントグリーンの小さな平屋のお家。入り口を入ると手前が古着屋さん、奥にはいろいろなタイプのミシンが置かれたひみつの工房。工房からはミシンやアイロンから勢いよく吹き出すスチームの音が聞こえてきます。

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玄関.JPG店主の佐々木和枝さんは小学生の頃から裁縫が好きで、お友だちの着るおしゃれな洋服に興味を持っていました。
そして小学生の時,担任の先生に「和枝という名前は平和を枝のように広げるという願いが込められているんじゃないかな」と言われた言葉が残り、そんな大人になりたいとも。

あるとき、たまたまテレビで見たチャリティーコンサートで、佐々木さんは「好きなことを極めることでも、自分のためだけではなく、人の役に立つことがある」と知りました。それは自分にとっては「洋服作りだ」と目指すものが決まった瞬間でもありました。そうと決まれば学ぶだけ。両親に反対されるも都内の服飾専門学校へ進学。洋服作りを一から学べたことは楽しかった、と話します。

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卒業後、自ら身を投じて世界各国で経験した貴重な経験は紙面でお伝えした通りですが、すべてが佐々木さんの現在とこれからの生き方・働き方を決める重要なファクターとなりました。

次に思ったのが「古着のリメイクであれば、事情があり十分に外に出てこられない人にも仕事を出せるんじゃないか」ということ。子どもの頃から所属していた市民活動団体でのお節介なおばちゃんに助けられた経験が忘れられず、その経験から今度は地元で工房を開く決心につながりました。
工房で佐々木さんを支えるのは、事情があって外で働くのが難しい人たち。お仕事は裁縫や袋詰め作業などその人に合わせて自宅でできる内職です。「みんなの自宅がひみつの工房なんです」。佐々木さんは納期に余裕を持たせるなど、内職さんたちの生活の負担にならないように気を配っています。
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 内職で働く皆さんに話を伺うと「出産したばかりで子どもが小さく、近所でお仕事ができるのは助かります」「子どもの持つ障害は急に仕事を休まなくてはいけなくなることが多く、パートは難しいので自宅でできるお仕事は助かります」。なにより外との関わりができることが嬉しいようでした。
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 佐々木さんのこれまでの人生経験が大きく影響してできあがった「ひみつのおしゃれ工房」。その思いが形になった時、今度は捨てない暮らしと雇用が結びつくことでさらに地域づくりへつながりました。
自分の好きなことを極めて、世の中の役に立ちたいという思い、サスティナブル(持続可能)やエシカル(人や社会、環境に配慮した)という言葉を大切にし、洋服に関わる活動を続ける佐々木さん。まだまだやりたいことがたくさんあるそうです。

 

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第10回 壊してみよう、直してみよう ~四街道おもちゃ病院~

子どものお気に入りのおもちゃが壊れた時、どうしていますか?

みんなで29号では「捨てない暮らし」をテーマに、四街道おもちゃ病院を取材しました。

 まずは代表の矢間(やざま)義昭さんに四街道おもちゃ病院の活動についてお話を伺いました。矢間さん自身、モノづくりが好きで、鉱石ラジオを作ることが楽しみな子ども時代を送っていたのだそうです。そしてモノづくりを通して、仕組みや原理を理解する力が自然に育ったのだと自身を振り返ります。
だからこそ、子どもたちにも同じような経験をさせてあげたいと工作教室を開催し積極的に活動してきました(8月末現在、新型コロナウィルス感染対策として工作教室は中止中)。
矢間さんは、おもちゃ病院にはお母さんやお父さんだけでなく、ぜひ親子で来院してほしいという思いがあります。「子ども達に実際におもちゃを治す様子を見てもらい、なぜ音が出るのか、なぜ動くのかを知って欲しい、興味を持って欲しいのです」。

 次に実際におもちゃが入院している、わろうべの里のおもちゃ病院に伺いました。

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院内には5名のおもちゃドクターが各々の道具を駆使して治療にあたっていました。ドクターの中には電気・化学・建築・物理などの専門家もいるそうです。また、女性のドクターは、裁縫の腕を生かして、ぬいぐるみの修繕を一手に引き受けているのだとか。さらに年代物のおもちゃや複雑なつくりのおもちゃは、ドクター同士が協力しながら治療することもあります。
でも皆さん一番の楽しみは、子ども達との会話なのだそうです。

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8.JPG子ども達もドクターがおもちゃを治す様子に視線が釘付けです。難しいことは解らなくても、感覚として面白いと感じるのかもしれません。
おもちゃ病院や工作教室に通うことで、モノの仕組みに興味を持った子どもたちの中には中学生になり「靴磨き機」を製作、特許を取得した人もいると聞きます。


なお四街道おもちゃ病院は随時、おもちゃドクターを募集しています。
おもちゃドクター養成講座も開催しているそうなので、詳細は四街道市社会福祉協議会 ボランティアセンターへお問い合わせください。

モノを大事にする心と探求心を育む「四街道おもちゃ病院」にこれからも注目です。

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みんなのコト~まちの出来事を自分ゴトに~認知症のコト③講演会:認知症の人をサポートするには

7月31日(金)四街道市文化センターで認知症のコト②講演会「認知症の人をサポートするには」を行いました。

講師は認知症ケアの第一人者で、一般社団法人「注文をまちがえる料理店」代表理事でもある和田行男さん。

これまで30年以上介護の仕事に携わり、普通の人が普通にやっている「当たり前のこと」から要介護者を遠ざけない支援を当初から続けてきました。

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人として当たり前のことを当たり前にできること、自分の意志を実現していくことは、どんな状況にあっても重要です。

もちろん認知症を抱える方も同じ。認知症があっても身の回りのことは自分でできる方はたくさんいらっしゃいます。

ですが、介護保険が始まった当初「お年寄りに掃除させている、買い物に行かせる、料理をさせている」。そのことが虐待として捉えられてきた時代がありました。

自分でできることを自分でやるのは当たり前のこととして、そのままのスタイルで支援してきた和田さんはやがて「自立支援のカリスマ」と呼ばれるようになっていきました。

認知症を抱える方とその家族をサポートするためには認知症の定義を正しく理解する必要があります。

認知症とは。

これまでできていたことが、脳の何らかの疾患により「生活に支障がある状態」のことをいいます。世間と自分とのズレが認知症の状況です。

世間がそのズレを受け止め、徹底的に埋めていったらどうなるのか。
それが「注文をまちがえる料理店」の取り組みです。

公式のホームページでもシェアされていますので、ぜひご覧ください。

https://youtu.be/53OsFnNDAFw

その動画を見た後に、参加者同士で自分たちは何ができるのか、どんなことを今日感じたのかなど話し合う時間を取りました。

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この講座に参加された方からは、「認知症の定義をもっと多くの人に知らせる必要があると思った。」「地域のことに関心を持つこと。そして声掛けがとても必要なこと。日頃の思いを確認できた。」などの感想が寄せられました。

また介護のことを話せる場が欲しいというご意見が多数ありました。

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これから地域では認知症を抱える方が増えていく、というデータがあります。

正しい理解やできる範囲での受け止めが地域でも求められていきます。ぜひこの学びを続けていきたいものです。

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[ 講座中止のお知らせ】8月10日 地域づくりサロン「認知症のコト③地域でできることを考えよう」

8月10日に開催予定していました、地域づくりサロン「認知症のコト③地域でできることを考えよう」は中止し、この後の開催等は、改めてお知らせいたします。
皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

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第9回子ども支援団体交流会・円卓会議が開催されました。

第9回子ども支援団体交流会・円卓会議が7月9日(金)に開催されました。

子ども支援団体交流会も9回目になりました。
一年に一回ですが、市内地区の情報交換を行うとともに、現在課題になっていることを持ち寄り解決策を考えたり、良い取り組みや新しい情報をシェアしています。

今回は円卓会議ということで、四街道市教育委員会指導課長飯村先生、四街道市保健センター保健師田中茉梨さんが参加されました。
円卓会議とは、市民団体、NPO・事業者、行政担当者、学校関係者など多様な主体が対等な立場で参加し、1団体だけでは解決できない課題に協働して取り組むために議論を深める場です。

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1.小中学生の変化(教育委員会指導課 飯村課長より)
①コロナ禍での子ども達の様子や学校の取り組み
子ども達の様子は、新しい生活様式になれ、身についている様子。自主的にできるようになっている。
4月よりGIGAスクール構想のもと、一人一台タブレット端末が付与され、学習様式も変化してきた。
休校になってもオンラインで授業を受けられる準備であったが、各小中学校で活用について試行している。

学校の取り組みとしては、抵抗力を高めるなども含め、感染症対策を徹底している。
コロナ禍で今まで以上に児童生徒の小さな変化を見逃さないように教育相談体制を整えている。
学校行事についても、学校の規模や地域性を考慮して、「実施するかしないか」の2択ではなく、実施に向けて柔軟にできることを考え、あらゆる方法を模索していくことが大事。


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②スクールカウンセラーの利用状況は、常設、不定期含めて全校に配置され、児童生徒や保護者の相談に対して、適切に助言や援助を行っている。
令和2年度の相談件数はおおよそ1,900件。

③地域でできることは、コロナによる風評被害の防止。子どもたちの見守り、挨拶、学校への理解をいただきたい。とのことでした。
他にも、コロナ禍で増えているインターネット利用について、懸念されており、子どもは大人が想像する以上に利用しているし、デメリットがあるようだ。
保護者が子どもにスマホを与えるには覚悟がいるとも、報告された。

2.乳幼児親子の変化 (四街道市健康増進課 保健師 田中茉梨さん)
①保健センターの相談 緊急事態宣言により、事業中止または内容を変更して実施。
個別に行うものや少人数のものは感染症予防対策をしての実施。乳幼児親子を対象とした以下の事業について、コロナ禍前の平成30年から令和2年度の利用状況を報告いただいた。
・産後ケア...産後4か月以内の母親及び乳児で家族等の支援者がいない方を対象とした助産師による自宅訪問。
・ママほっと...産後4か月以内の母親及び乳児で家族の支援者がいない方、不安が強い方を対象とし、保健センターで開催。
・検診・相談について
・おやこカウンセリング
・子育て電話相談

令和2年度は、対面での相談(産後ケア、ママほっと)の利用者が減少したが、
これらからリモートワークの増加で在宅ケアが可能になったこと、長時間の接触を避けるために利用を控える傾向があること、
また、少人数の予約制にしているため参加できる人数に限りがあることが要因と考えられる。
検診については、中止した期間があったが、再開後は平年並みの受診となっている。
臨床心理士との相談については、子どもの発達が主な相談。
子育て電話相談は、接触せずに相談できる事から増加傾向にある。

②乳幼児親子の変化
・新型コロナウィルス感染症の影響で、母子で出かけることのできる場所が限られていることから、乳幼児親子が孤立に陥っている可能性がある。
・対面で相談できる場所へなかなか行けないため、非対面の電話相談利用が増えたのではないか。

③地域でできることは、孤立しがちな親子が増えていると思われるが、検診等ですべてのケースを把握することが難しいため、地域や民生委員さんなどの声掛けや地域の居場所を検診等で紹介することによって必要な支援につながればよい。

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3.子どもアンケート報告 
よつかいどう子どもサポートプロジェクトが「コロナ禍での子どもの声」アンケートを実施(調査期間:6月12日~6月25日 方法:オンラインフォーム 回答28件)。
このアンケートは、感染症対策下での生活の中で子どもたちが実際に感じていること、放課後はどのように過ごしているのか等を子どもたちに答えてもらっています。
子どもサポートプロジェクトに参加しているメンバーがそれぞれの活動で子どもの声を集めました。

アンケート結果はこちら→子サポアンケート 集計.pdf

4.質疑応答
・児童に貸与配布されるタブレットのセキュリティについてどうなっているのか。
→児童用のセキュリティーはかけているが、制限しすぎると使い勝手がよくない場合もある。

・小学校への草刈りボランティアなど何か地域手伝えることは無いか?
→各学校の校長先生に直接確認を。地域の力は大きいです。
 八木原小、栗山小などは環境整備などのボランティアが機能している。

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5.子ども支援団体交流会
・5人の小グループに分かれて、自己紹介や情報交換、円卓会議で出された事例報告についての意見交換を行った。


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6.参加者感想
・子どもたちの状況がよくわかった。
・地域のかたは、他の団体とコラボ!
・新たなつながりが増えました。学校の状況が少しわかりました。
・コロナかでの親子との関わり方、遊びや話を聞くことへ役立てたい。
・若い人達との交流を計れそうになりました。
・他の団体と交流を深めることができた。
・コロナ禍での活動、 社会全体の問題

今回の子ども支援団体交流会・円卓会議には、子どもに関わる13団体の参加がありました。
また、初参加が3団体あり、それぞれの団体の強みを活かし補い合いながら新たな団体同士のつながりも生まれています。

「子どものことを一生懸命に考える大人がいることが嬉しい」と、飯村先生がおっしゃっていました。
子どもの声にしっかり耳を傾けながら、子どものコトを考える。
「四街道みんなが笑顔のまち子ども条例」を掲げた四街道らしい子どもの見守りを地域のみなさんでつくっていきましょう。

さらに、今回参加者アンケートから、子どもを取り巻く課題として「インターネット利用」に関する回答が複数ありました。
コロナ禍によりオンライン化が急速に進み、子どもたちがインターネットを利用する機会が増えています。夏休みを目前に控えたこの時期、
インターネット利用について家庭内でのルールの確認も必要かもしれません。




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参加団体:四街道レクリエーション協会、旭ヶ丘みらい食堂、ファミリーホーム「実感デイズ」、子育てサポートてとて、よつかいどうmamamo,四街道市社協、旭中区社協、千代田中地区社協、西中地区社協、特非)四街道プレーパークどんぐりの森、特非)四街道こどもネットワーク、四街道市子供会育成連合会、愛国学園高校、四街道子どもサポートプロジェクト、四街道市教育委員会、四街道市保健センター

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四街道市みんなで地域づくりセンター

住所〒284-0001 四街道市大日396(文化センター1階)
地図(Google マップ)
電話043-304-7065
FAX043-422-7051
開館日火-金 9:00-17:00
土(第1・3) 9:00-17:00
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祝日、年末年始

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