2025.8.4
ワークショップ最終日。
この日は図書館の閉館日ということもあり、来館者のいない館内を自由に使いながら、子どもたちは本番に向けた最終準備に取り組みました。
14時から小学生スタッフと高校生ボランティアが集合。
さらに、当日ボランティアの高校生や大人も加わり、にぎやかで頼もしいチームがそろいました。

前日までに作業が終わらなかった「本子ちゃんチーム」の高校生は、少し早めに集まり、最後の仕上げに集中していました。
「金の腕チーム」の作業も大詰めです。

この日の準備は、子どもたち自身が中心。
「どうしたらもっと怖くなる?」「この順路、ちゃんと伝わるかな?」と、班ごとに話し合いながら、自分たちで考え、判断し、動いていく姿が印象的でした。
講師はそんな子どもたちの様子をそっと見守りながら、必要なタイミングでアドバイス。
アイデアを尊重しつつ、安全面や演出効果を高める声かけをしてくれました。

全体では、動線や潜伏場所、装飾などの最終チェックを実施。


この日は衣装もバッチリ!
おばけ風の小物を身につけた子どもたちは、すっかり“おばけ屋敷の住人”に変身。

実際に館内を歩いてみながら、「ここなら見つからないかも」「ここ、怖く感じるね」と、空間の“こわさ”を体感しながら調整を進めていきました。
その後、各チームがお互いの空間を体験し合う時間も。
「え、どこにあるかわかんない!」「この音、びっくりする!」と、仲間の工夫に驚いたり、刺激を受けたりしながら、さらに改善点を話し合う姿も見られました。

少しの休憩後、次は小学生スタッフの保護者の体験です。
本番前のリハーサルも兼ねて、子どもたちが案内係やしかけ係として動きながら、保護者を“驚かせる側”にまわりました。

「来た来た来た!」「今だ、割って!」「びっくりしてる!」
子どもたちのテンションは最高潮!
自分たちのしかけがちゃんと“効いてる”ことがわかると、顔を見合わせてニヤリ。
保護者のリアクションに、笑いと達成感が広がる瞬間でした。
このリハーサルを通して、子どもたちは本番に向けてさらに自信を深め、役割の動き方やタイミングも確認。
いよいよ、来館者を迎える準備が整いました!
次回は後編です!