Story 5は、転職して市役所に入庁した櫻井さんの裏ストーリーをご紹介します。
冊子では、市役所の仕事について「新卒入庁」と「転職入庁」という二つのルートから紹介していますが、ここでは転職という選択をした櫻井さんの歩みや思いを、誌面には入りきらなかったエピソードも含めてご紹介します。
市役所の仕事を選んだ理由
「生活を支える仕事がしたい」
櫻井さんが市役所で働くことを意識したのは、家族の存在がきっかけでした。
お子さんが生まれたことをきっかけに、「もっと家族の近くで、安定した環境の中で働きたい」と考えるようになったといいます。それまで働いていた民間企業での経験も大切にしながら、改めて自分の働き方を見つめ直す中で、市役所という選択肢が浮かびました。
市役所の仕事は、目立つ仕事ばかりではありませんが、地域の暮らしを支える大切な役割があります。
「生活を支える仕事に関われることが、市役所で働くやりがいの一つ」と話してくれました。
仕事の中で見つけた、新しいやりがい
現在は、多文化共生に関わる業務にも携わっています。
外国につながりのある方への支援や、地域の中で安心して暮らせる環境づくりに関わる仕事は、簡単なことばかりではありません。それでも、「誰かの生活を支えている」という実感が持てることが、大きなやりがいにつながっているそうです。
また、以前の職場で培った経験が、市役所の仕事の中でも役立っていると感じる場面も多くあります。
「これまでやってきたことは、無駄になることはない」
そう実感できることが、転職という選択への自信にもつながっています。
「仕事だけじゃない時間」も大切に
櫻井さんは、仕事以外の時間も大切にしていると話します。
趣味の時間を楽しんだり、家族と過ごす時間を持ったりすることは、日々の仕事を続けていくうえで大切なことの一つです。
社会人になると忙しくなりがちですが、そうした時間の積み重ねが、自分らしい働き方や人生につながっていくのだと感じているそうです。
「進路は一つじゃなくていい」
進路に悩む学生に向けて、櫻井さんはこんな言葉を届けてくれました。
「進路は最初から一つに決めなくても大丈夫」
社会に出てからも、新しい道を選ぶことはできます。
実際に転職という選択を経験した櫻井さんだからこそ、その言葉には実感が込められています。
「いろいろな経験をしながら、自分に合う道を見つけていけばいい」
迷う時間も、遠回りのように感じる経験も、きっと将来の自分につながっていく——そんなメッセージが込められていました。