Story 4は、看護師として働く小柳さんの裏ストーリーをご紹介します。

冊子では紹介しきれなかったお話の中には、看護師を目指したきっかけや、学生時代の部活動で身につけた粘り強さ、そして患者さん一人ひとりと向き合う日々の思いなど、看護師という仕事の奥深さを感じるエピソードがたくさんありました。

ここでは、誌面には入りきらなかった小柳さんの歩みや思いを、もう少し詳しくご紹介します。


看護師という仕事に憧れたきっかけ

小柳さんが看護師という仕事を意識するようになったのは、家族の入院がきっかけでした。

祖父母が入院した際、患者さんや家族に寄り添いながら働く看護師の姿を見て、「人の役に立つ仕事ってすごい」と感じたといいます。さらに、お姉さんが看護師として働いていたこともあり、その話を聞く中で自然と憧れが強くなっていきました。

高校2年生頃には進路として看護師を目指す気持ちが固まり、専門学校への進学を決めました。


「毎日学校に行きたくなかった」高校時代

冊子にもあるように、小柳さんは小学校から高校までバレーボールに打ち込み続けてきました。

特に高校時代は練習が厳しく、「毎日学校に行くのが嫌だった」と振り返ります。それでも仲間と一緒に目標に向かって努力し続けた経験は、大人になった今、仕事の中で大きな力になっていると感じているそうです。

「一つの目標に向かって諦めない姿勢は、あの頃に身についたもの」

忙しい日々の中でも踏ん張る力や粘り強さは、部活動での経験から生まれたものだと話してくれました。


「より患者さんに近く関わりたい」という思い

現在働いている病院を選んだ理由の一つは、「患者さんとより近く関わることができる環境」でした。

救急のようなスピード感のある現場ではなく、慢性期の患者さんとじっくり関わることができる場所。そうした環境の中で、患者さん一人ひとりと向き合いながら看護を行いたいという思いがあったといいます。

日々の仕事の中では、体のケアだけでなく、患者さんやご家族とのコミュニケーションも大切な役割です。小さな変化に気づき、安心してもらえるような関わりを心がけているそうです。


夜勤という働き方のリアル

看護師の仕事には夜勤もあります。
生活リズムが不規則になることもあり、最初は戸惑うこともあったといいます。

夜は静かなイメージを持たれることもありますが、実際には高齢の患者さんの見守りや、転倒防止のための対応など、注意が必要な場面が多くあります。

「慣れてくると、自分の生活リズムに合ってくることもあります」

夜勤を含めた働き方の中でも、自分の体調や生活とのバランスを大切にしながら続けているそうです。


「悩めるのは学生の特権」

進路に迷う学生に向けて、小柳さんはこんな言葉を話してくれました。

「迷えるのって、学生のうちかなと思います」

時間がある学生時代だからこそ、いろいろな職業を見たり、体験したりして、自分に合う道を探してほしい。迷った時間も、遠回りに感じる経験も、きっと将来の自分の力になるはずだと話してくれました。

「何か少しでも心が動いたら、そこが自分のやりたいことなのかもしれません」

そう語る小柳さんの言葉には、これまでの経験から得た実感が込められていました。