10月31日「みんなで子育て見学会〜おひさま文庫(東金市)〜」を開催しました。
コロナ禍により2年ぶりに行われた貸切バスででかける見学会、市内外から22名が集まりました。
「おひさま文庫」は、のどかな田園風景に佇む地域の居場所。
子ども×アート×農業をテーマに、蔵書約1000冊があり、そこに併設して「おひさま放課後クラブ」や、親子が一時宿泊できる一時避難所、誰でも立ち寄れるギャラリーカフェを有する複合施設です。
おひさま文庫を運営するNPO法人3.11こども文庫は、理事長で版画家の蟹江杏さんが、東日本大震災で傷ついた福島の子ども達に絵本と画材を送る取り組みから始まりました。名称に「文庫」がつく由来は、この活動が原点にあります。
見学会では、地域の課題に取り組んできた事務局長の鈴木孝雄さんの想いに真剣に耳を傾ける一方、のどかな環境に自然と笑顔になる参加者の皆さんの様子が印象的でした。福祉や不登校など子ども支援に関心のある市民が集い、「こんな活動をしている・してみたい」というアイデアの種を交換できたのも、見学会の大きな収穫です。
おひさま文庫が、地域のささやかな取り組みから始まったように、当センターとしても、見学会で出された声が形になるよう、関係部署とも連携しサポートしていきたいと思います。