7月13日(水)10時から、子ども見守りサポーター養成講座 みんなで子育て講演会「学校に行きたくないと言われたら」を開催しました。

雨が降ったり止んだりする中、不登校の子どもの保護者や子ども支援団体を中心に、27名の方に足を運んでいただきました。

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講師は、千葉市で活動されるNPO法人こころね理事長で、こころね地球学校校長の白尾藍さん。
白尾さんは フリースクールやプレーパーク、保護者の相談窓口(「不登校の森」)の運営のほか、「千葉市教育確保の会」を立ち上げ、定期的に千葉市教育委員会との意見交換やフリースクール見学など行政との交流に尽力されてきました。
今、千葉市内の不登校支援において最前線で活躍されている方のお一人です。

また、HSP/HSC(感受性が高く繊細な気質を持つ人/こども)の理解を社会に拡げるための講演や寄稿のほか、これまでのべ3000人を超えるカウンセリングなどを行うなど、大人や子どもの心身をサポートすべく広く活動されています。

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講演では、「不登校の実態」についてのお話のあと、不登校は困った問題というメガネを外して子どもたちをみて欲しい、と訴えられました。

不登校は、自分の扱い方・活かし方を知るためのプロセスであること、学びの場は学校に限らないとする、「教育機会確保法」という法律があること、今は学校以外にも多様な学びの場が整いつつあり、ハイブリッドな学びが選択できること、また不登校経験者の中学卒業後の進路についてなど、不登校当事者でなくても、「そうなんだ」と初めて知る情報も多かったことと思います。

フリースクールで生き生きと過ごす子どもたちの写真には、励まされた保護者の方も少なくなかったのではないでしょうか。

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後半の質疑応答では、不登校支援の活動やお子さんを通しての体験談など質問にも丁寧にお答えくださり、参加者の皆さんが頷きながら、熱心に聞いていらっしゃる様子が印象的でした。

行政との意見交換で、実際にどのような話題が出ているかをお話しくださったことで、不登校支援の方向性がみえたことでしょう。それが安心材料になり、また「自分はこんな活動ができるかも」と考えるきっかけになった方もいらっしゃったようです。

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講座終了後も、名刺交換する方、講師に個別にお話しする方、車座になって話し込む方など、まだまだ話し足りない様子もありました。 この講演が、今迷いの中にいらっしゃる方の道標となり、その足跡が後を続く誰かの道となり、その道を、未来の子どもたちが堂々と進む一つの選択肢となるよう、願うばかりです。

雨の中ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。