7月30日(火)9:30~12:00

7回目の子ども支援団体交流会を開催しました
当日の参加者は34名
市内の子ども支援にかかわる団体のメンバーや、子どもの相談窓口になっている行政の担当課、また地区社協や民生委員、社会福祉協議会職員など、様々な立場の方に参加いただきました。

今回は円卓会議形式で、最初に行政職員、子どもたちと関わる機会の多い市民団体、子ども食堂など6名から現状の報告を発表してもらい、その後参加者全員で3名ずつの小さなグループに分かれてディスカッションを行いました。

最初にセンターが昨年開催した「子ども見守りサポーター養成講座」の参加者が中心となって立ち上がった
子どもサポートプロジェクトの概要をメンバーである宮本英恵さんから紹介。
プロジェクトでは場のある支援と場のない支援、という2つの面からアプローチしています
場のある支援としては千代田に「中高生のオープンスペース RAKUまぁる」を始めること
場のない支援としてはサイトをオープンして、市内、市外にかかわらず役に立つ情報を発信していくこと
また、「困っている子、あなたのそばにいませんか?」というチラシを作成したことを報告
プロジェクトにかける思いと経過、そして今後について話しました。

オープンしたサイトはこちらからどうぞ

続いて、子ども支援の窓口である行政の担当課の方に、四街道市の現状をお聞きしました

①健康こども部子育て支援課 猪熊彩さん
寄せられている相談は虐待に関するものが増えている
児童虐待は4つの種類がある。

1、体への虐待
2、言葉で相手をののしる、など心への虐待
3、ネグレクト
4、性的虐待

いずれの場合も、あれ?あの子??と気になったら通告してください
児童福祉法で通告義務があります
児相は24時間365日相談を受け付けている。もちろん通告した人の個人情報は守られるので安心してほしい
・不潔な服装
・がっついて食べている
・体にあざがある
など、異変に気が付いたら連絡を!

②教育委員会指導課 教育サポート室 千葉芳子さん
教育サポート室では
1.教育相談
2.いじめ防止対策に関すること
3.長期欠席児童など、生徒に関すること
を扱っている
不登校の相談は年々増えている傾向にある

③ほのぼのテーブル・ほのぼの学習広場 佐藤菜穂子さん
塾に通えない子や学習についていけない子が、想像以上にいる
そういう子に学ぶ機会の提供をしたい
不登校や支援学級に通う子どもたちの受け皿となりたい

ほのぼのテーブルは、どんな子どもにもどんどん来てもらい、地域の居場所となりたい
この食堂を続けている中で見えてきたのは、困っている子には困っている親がいるということ
子どもの問題ではなく、親の問題を解決しないといけない、と感じる

④四街道プレーパークどんぐりの森 中島良介さん
外遊びの重要性を感じる
年齢を超えて、交流できる場の必要性と良さ
最近は中高生がおしゃべりをしに来るので、しゃべりたいときにしゃべる場の必要性を感じる

⑤中高生のオープンスペース RAKUまぁる 恩田真利子さん
自分の子どもが友達を連れてふらりと寄れる居場所を作りたい
すごい人じゃない、特別な人じゃない普通のママがやっている、ということが大事
一人ではできないので、地域のサポートを集めていきたい

この後参加者全員、3人ずつの小グループに分かれディスカッション
①事例報告についての意見交換


何名かに話し合いの内容を発表してもらいました
・居場所の在り方、についていろんな意見がもらえてよかった
・子ども食堂同士の連携も必要
・各居場所の運営資金はどうなっているのか
・自転車で行ける地域に安心して過ごせる場所があるといい

②今後地域でできること
・地域でできる、またはやりたいことが話し合えた
・地域の居場所と、その関係者同士のネットワークの重要性を感じる
・障害者が健常者とかかわる機会が少ないので、横のつながりを活かして考えていきたい

今回、新しい試みとしてグラフィックレコーディングという手法を取り入れ、円卓会議の内容が可視化できるように模造紙にわかりやすくまとめました。そして最後に今日の内容の振り返りを会場全員で行いました

参加者からは、同じことに取り組んでいるメンバー同士の情報交換は貴重な機会だった
ネットワークを広げていきたい
市の担当者から事例や現状を聞くことができて参考になった
最後の内容の振り返りがとても分かりやすかった
などの意見をいただきました

当日のグラフィックレコーディング