9月1日発行の「みんなで」25号では、地域や仲間とのつながりを大事にした飲食店を取り上げました。

 そこで四街道駅近くの一角で、近隣の飲食店が4店舗集まって「チキチキサタデー」というイベントをやっているとの情報を受け、6月初旬取材に行ってきました。

 11時から開店だというのに、10時半頃からテイクアウトのお弁当を目当てに、パラパラと人が集まってきています。

そして11時。参加店の皆さんが、今日のお弁当を並べ始めました。
腕によりをかけたお弁当はどれも彩り豊か、季節感いっぱい。並べる店主も販売担当の皆さんも、うれしそうです。

「チキチキ」のネーミングどおり近所の鶏肉屋さんがさばいた鶏肉を使用するのがルールで、それ以外は各々のお店が自由に作るのだそうです。
とても美味しい!!と、評判のお弁当たち。
開催ごとにその日だけの限定メニューもあります。

並んでいる人たちに話を聞いてみると、ほとんどの方が「美味しいから」という口コミで集まってきていることが分かりました。
鶏肉屋さんから教えてもらったという小さいお子さんを連れたママさん。「ここの鶏肉はとても美味しく、ここでしか買えなくなっています。近所に美味しいものがあってうれしい」と笑顔で答えてくださいました。
おいしいもの、特別なものを前にすると、見慣れた顔ぶれも話が弾みます。

11時になるとまた人が増え始め、12時過ぎにはお弁当ももう残りわずか。
前回5月下旬に開催した時は11時半には品物がなくなってしまい、お客さんからお叱りを受けたというほどの売れ行き。今回は各店舗とも販売量を増やしたそうです。
取材の翌週は、久しぶりにラーメンが復活。一定の距離を保った店内では、鶏がらで丁寧にだしを取ったオリジナルラーメンを楽しむ姿も見られたようです。

ふだんから丁寧に店舗同士やお客様との関係を作ってきた店主たち。
コロナ禍で大変な状況であっても、店舗同士のつながりでまちの賑わいを取り戻すべく努力をされています。

あなたの好きな店、身近な店を応援しませんか?

※夏の間休止していた「チキチキサタデー」は、近日中に再開の予定です。
詳細はプラネットノア企業組合のHPをご覧ください。