7月28日(火)10~12時 子どもサポートプロジェクトのオンライン&オフライン交流会を実施しました。
前回のミーティングで「コロナ禍での居場所の状況、不安なこと、感じていることを共有しませんか?」とプロジェクトメンバーから提案があり、実施に至りました。
オンライン参加者は3名、オフライン参加は7名、スタッフ4名の計14名で意見交換をしました。参加団体は、にこにこ文庫、体験・出会い・夢ひろば、蔵の図書館、プレーパークどんぐりの森、てとて、お隣の千葉市若葉区からTSUGAのWA子ども食堂のご参加がありました。
交流会で意見交換された内容は以下の通りです。
◇居場所の様子
・数か月ぶりに活動を7月から再開!しかしながら、雨模様の影響もあったのか子どもの参加は以前に比べると少なかった。子どもは遊びながら触れ合って育つもの。「密」を避け、提供する活動内容も再検討している。コロナへの不安でスタッフが集まれず、しかもオンラインミーティング導入へのハードルが高いため話し合いが進まないことがあった。(体験・出会い・夢ひろば)
・たくさんの子どもたちに来てほしい、遊んでほしいけれども、室内の居場所のため「密」は避けなくてはならない。そのためにあえて広報せずに7月から再開。未来の子ども・お母さんのためにも「場」を残したい。(にこにこ文庫)
・「場」を開けることを最優先とし、5月からは「密」を避け、短時間予約制で継続。(蔵の図書館)
・気になる子がいるが、訪問などの地域活動ができない状況にある。(プロジェクトメンバー)
・休校期間に大学生ボランティアによるオンラインクラスルームを開催。子どもたちは短期間にオンラインツールを自分たちのものとしており、つながる力をつけ可能性を広げている。(わかばCBTこどのもまち)
・子ども食堂として3月よりシェアパントリー、宅配、お弁当配布を実施。生活困窮、SOSを出せない子どもが顕在化した。(TSUGAのWA子ども食堂)
・現在は活動できていないが、秋以降講座を開催する予定(てとて)
・4月から感染予防をして時間限定で開催を続けてきた。小学生の参加は少なめ。不安な思いを話せる場にもなっている。乳幼児親子向け企画に新規参加者あり。(プレーパークどんぐりの森)
◇気になること
・子どもの外出への制限は家庭によって考えが異なるため、元気に外で遊ぶ子もいれば、ほとんど自宅で過ごす子供もいる。学校生活でも様々な制約があり、管理されている子どもたちのメンタルは大丈夫だろうか。
・保護者の不安は、子どもの不安となるため、大人も新型コロナ感染症に対する不安を誰かに話す「場」があるといい。
・居場所を失った10代の若者支援が必要。
・生活困窮家庭・SOSが出せない子どもへの支援ネットワークが必要。
・コロナ状況下でも、小学生の登下校の旗振りや、保護者の登下校の見守りで子どもへの声かけや気になる子のサポートができているのではないか。
◇居場所のこれからについて
・感染症対策を考慮…安心して運営するためのガイドラインの作成、外遊び
・子どもの心を育む居場所
・「大人」の見守りに必要な2つの視点…①子どもを伸ばすための見守り視点(子どもに与えすぎない)②支援・サポートする視点(子どもの「生きぬく力」を支える)
・地域を育てる…地域で子育てをするために、世代をつなぐ活動をめざす
今回の交流会では、「今の子ども、未来の子どものために」という視点からも意見交換をすることができ、ともすると内に籠り閉塞感も感じてしまいがちな昨今の状況の中で、これからのために「今」できることを考えるきっかけとなりました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
子どもサポートプロジェクトは、毎月定例ミーティングを開催し情報交換をしております。ご興味のある方は、地域づくりセンターまでお気軽にご連絡ください。
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