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子ども見守りサポーター養成講座2020~ネモネット・生きているだけでOKな居場所~

子ども見守りサポーター養成講座2020~ネモネット・生きているだけでOKな居場所~を開催しました。

日時:2020年12月22日(火)9:45~11:45

講師:前北 海さん NPO法人ネモちば不登校ひきこもりネットワーク理事長

参加者:一般28名 センタースタッフ5名

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1.NPO法人ネモネットとは

特定非営利活動法人 ネモ ちば不登校・ひきこもりネットワーク(略称=ネモネット)は、不登校やひきこもりの経験のある当事者(本人)たちと、自分の子どもが不登校やひきこもり経験のある親たちが共に立ち上げた「特定非営利活動法人(NPO法人)」。2004年4月に千葉県より承認を受ける。

主な事業は、親の相談会、電話相談、子どもの居場所運営、通信による情報の発信など。千葉県内の「親の会(相談場所)」や「フリースペース・フリースクール」等とネットワークし、各地の会を紹介する活動も行っている。

NPO法人ネモネットが運営するフリースクール ネモは、学校に行かない子や、家にいる子の「居場所」として習志野と市川の2拠点で活動。何かを強制することはなく、活動内容も、お互いを尊重して皆で話し合って決める。安心して自分らしくいられる、ここならゆっくり休むことができる、自分の好きなことに打ち込める...そんな「居場所」をつくっている。

参考:ネモネットホームページより https://nponemo.net/

2.不登校とひきこもり

・不登校、ひきこもりの連続性があるとは考えない。不登校は学校に問題があり、ひきこもりはずっと頑張ってきて(学校にも通って、あるいは社会にも出て)、何らかの事情でひきこもりになるケースが多い。

・働いていない、生産性がないことに本人は一番傷ついている。働くこと、学校に行くこと、結婚することなどの価値基準をもって支援するのではなく、「存在としての人間の価値は変わらない」という思いを大切にし、その人が困っている、しんどさに寄り添うことが必要。収入がない、家族の理解がない、相談場所が分からない等のその人がおかれている状況が問題である。

・不登校とひきこもりを連続した問題としてとらえずに、それぞれに分けて考える必要がある。

3.不登校の状況

・不登校児童の低年齢化......登校というと中学生が多かったが、近年は小学生の不登校児童が増えてきている。

・不登校支援が登校復帰を前提としなくなった......不登校児童のうち、65%は登校復帰を望まない。そのような子どもへの支援制度を見直すことが求められる。もちろん、学校に戻りたい子どもへの支援は必要。

・「休みたいと言った時はもう限界」......休みたい理由は人それぞれ。理由を説明するとこは、子どもにとって大変なので理由を聞かない。もう十分に頑張ってきた子どもの言葉として受け止めてほしい。

・子ども支援は親支援......親の悩みも不登校の子供は引き受けている。自分自身へのつらさと親のつらさ、2倍のつらさを抱えている。親が悩みを打ち明けられる場所の必要性。

4.フリースクールとは?

今回の講座でのフリースクールの定義は以下の通り

不登校等の子ども・若者を受け入れる、学校以外の民間の居場所、学びの場かつ、子ども中心の多様な学びを実践しているところ」

フリースクールネモが大事にしていること

①子ども中心である

②居場所のチカラを信じる

③ありのままを受け入れる

不登校で消耗しきっている子供たちには、学習プログラムを優先しない。まずは、子どもの心と体を戻すこと。「ありのままの自分で育っていい」と思えることが大切。学びの主導権を子どもに渡し、わくわくした未来を子ども自身が作っていくことを目指す。

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以上、前北さんのお話の概要です。講座では講演の後に小グループに分かれて感想・疑問点などの共有、前北さんへの質疑応答と続きました。多くの質問がありましたが、その一部を紹介します。

問:不登校からフリースクールに通う前。フリースクールに行くきっかけづくりはどうしているのか。

本人を待つ。「フリースクールに行かなければならない」は、ない。学びはその子にある。フリースクールに合うか合わないかは子どもが決める。フリースクールにも種類があるし、ホームスクーリングなど選択肢があることがその子には大事。またタイミングを見極める必要がある。行く気にさせるというより、「暇だなぁ、何かしたいなぁ」と気持ちが動いたら選択すればいい。

問:遊びを学びに結びつける方法は?

低学年の遊びはほぼ生きていく基礎になっている。遊びはほぼ学びにつながっている。自分が何をしたいかがあればよい。苦しいことを我慢する必要がない。今を楽しく生きることが未来を作ることになる。

前北さんのお答えからは「子ども本人を待つ姿勢」「大人が既成の価値観を押し付けることの危険性」「子どもの安全な居場所を確保すること」「生きていることが大事」というメッセージが繰り返されました。

「自立とは人を頼ることができること」ひとりで抱え込まずに、知り合って、繋がりあって、できることからはじめましょう。

ネモネットのホームページには、不登校にかかわるQ&Aや親の手記も掲載されています。ぜひ、ご覧ください。

https://nponemo.net/futoko/question/

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