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第2回組織マネジメント勉強会 「活動」ではなく「しくみ」をつくる

6月10日 第2回 組織マネジメント勉強会を開催しました。

参加者は10人

第1回目の振り返りを2,3人のグループでしたあと、いよいよ本題に

今回のテーマの中から印象に残った箇所を出し合いました。

原則3「一歩先の視野を持ち、半歩先の事業を提供していく」

NPOにとって大事なことは課題の対処療法的に対応する活動ではなく、一歩先の視野を持って、半歩先の事業をつくることが大事。それが受益者・利用者や社会全体にとって最適な価値を実現し続けることになるのです。

それについて。。。

「視野を持ってはいるが伝わらない、伝わっていないと感じる。」「今の課題を何とかするのが現状。3歩進んで2歩下がっている感じがする。」「現状分析はできる視野は持てるが具体的な事業が思い浮かばない。」と参加者からの感想でした。

実際に自分たちの団体の活動目的をクリアにして、次の一歩をどう踏み出すかを考えてはいるものの、現在の活動を継続維持することで精いっぱい、さらには現時点で見えてくる課題に対処していることも多いとの意見でした。

今の課題をどうとらえ、どのように解決して次の活動につなげていくか、今後の話題になりそうです。

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原則4「顧客を分類し、最適な価値を提供して、ビジネスモデルを確立する」

これは顧客を多様に分類して、顧客に最適な価値を提供することで、継続のみならず、社会により良い影響を与えられるための規模の拡大や効率の向上にも結びつくととのこと

 これについては家庭文庫を運営する参加者より事例報告がありました。確かに家庭文庫に来る子ども達や親たちからは参加費はもらっていない。時間を決めず、ふらっとこれるところに良さがあり、気軽に参加できる場をつくっている。運営費は市の助成事業の他、会の主旨に賛同してくれる方に会員になってもらい、年会費をいただいたいる。

参加者の様子を伝える「文庫新聞」などをもとに説明をすると活動内容を理解してもらえて、会員になってくれる方が多い。伝えることの大切さを感じると話されていました。

寄付を募る際は、団体のめざす理念を伝える。目の前の受益者だけが顧客ではない。対象によって提供するサービスや製品が変わってくることを知りました。

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原則5.消費者ではなく「市民」を育て、活動ではなく「しくみ」をつくる

メンバーが変わっても運営できる「しくみ」があると活動を続けることができるのではないか。

「しくみ」でいうと、PTAは歴史もあり、それは「しくみ」が作られているから。でも今の時代にあわせて「しくみ」を変えていくことも大事なのではないか?「しくみ」があると何をすればいいのかクリアになる。また、継続して活動していくのに必要

会の中の「しくみ」をつくるには人・お金・知ってもらうことが必要ではないか。主旨や目的を伝えることで、顧客の共感を得る。それも「しくみ」を作ることにつながる。

「しくみ」には2つある、まずは団体の「しくみ」を作って活動を充実させることで、社会の「しくみ」づくりにつなげていける。

など、「しくみ」づくりについても、具体的ないイメージが湧いてきました。

活動の目的をことばで伝えると・・

 理念は?何のために?→伝えやすい言葉で考えてみました。いかがでしょうか?

 (案) ままのて「子育て中のママ達を支援すること、社会とつなげること」

     にこにこ文庫「出会い、ふれあい、育ち合い、みんなにこにこ絵本のおうち」

     男女共同参画「男女があらゆる場に参画し、個性が発揮できるまちづくりをめざす」

◆全体を通して

団体内の「しくみ」をつくることで、活動の整理や今後の見通しがつくことに気づきました。その先に社会の「しくみ」をどう作っていくか、一歩先の活動が見えてきます。

まずは、インターネットや対面で、団体が何を目指して活動しているのかを常に発信し続け、理解者を増やしていくことから始めることを共有しました。

7月からは具体的な12のチカラについて読み合います。

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