ブログ

講座「商品の価値を伝えるデザイン」とその後

少し遡りますが、令和3年4月に講座「福祉」×「ものづくり」×「地域づくり」地域とつながるものづくり「商品の価値を伝えるデザイン」をオンライン開催しました。

この講座は、福祉団体のみなさんが製造販売している商品パッケージのデザインの工夫、販売の仕方、販路拡大の工夫など岐阜の社会福祉法人いぶき福祉会でブランドマネージャーとして活躍されている山本友美さんを講師にお招きしお話を伺いました。

講座チラシ.PNGチラシ裏面.PNGのサムネイル画像
いぶき福祉会は、かりんとう、招き猫マドレーヌ、地域の方からいただいた植物で染めた草木染「百々染め」など数々のオリジナル商品を製造・販売しています。商品にはそれぞれ「ものがたり」があり、いぶき福祉会のウェブサイトから読むことが出来ます。
第1部は講座、第2部はワークショップで講座に参加した団体の商品について参加者のみなさんと山本さんと共にアイデアを出し合いました。

以下、講座内容の抜粋です。
福祉商品に高いデザインは必要なのか?
・必ずしも重要ではない。その理由は、福祉商品はコンビニやスーパーのように陳列商品ではなく、対面販売で直接お客様に商品を伝えることが出来るから。また、POPで商品アピールも可能。
・「販売方法」「場所」「ジャンル」を知ることが重要。
・福祉商品は安心・良いものという認識があるので、その点に商品価値を置いてみる。そのうえで、シンプルなパッケージデザインにして、ナチュラル志向の人をターゲットにすることもできる。
・「デザインをしないデザイン」という考え方。ごみになるものは始めから付けない。
・その商品がある「風景」をどのようにつくりだすか?

山本さんが考える「つながるものづくり」とは
・ものがたり......商品と施設の利用者さんとの関わりを伝える
・地元の素材......地元・地域と私たちは繋がりたい!という思いを伝えること
・情報発信......私たちは開いています!!私たちを知ってください!!

そして、商品開発の段階で①どのように売るのか?②デザインは?③ストーリーは?と、考える。

第2部のワークショップでは、四街道のNPO法人はちみつとNPO法人みのり福祉会青空協同組合が参加しました。
・はちみつさんの木の輪切りの活用について
山本さんからは、木材のあたたかさ、地元の木材だからこその繋がりを大切にし、はちみつさんだけで完結しないものづくりの可能性に触れました。利用者さんのためにも「価値」をつけて販売すること。どこで買えるのかを発信する、などアドバイスをいただきました。
・青空協同組合さんは手編みのかごについて
山本さんは情報発信の大切さを話されました。「どのように作られているのか」を伝えるために動画配信をする。かごの網目を揃えることが難しいと仰る青空協同組合さんでしたが、利用者さんが一生懸命に取り組んでいる様子、網目を揃えるためのスタッフさんの取り組みなどを商品の「ものがたり」として伝えるアイデアもいただきました。

「ひとりひとりが かけがえのない存在として」
そのために何ができるのかに真摯に向き合ういぶき福祉会さんの取り組みから多くの刺激とヒントをいただきました。
そして、参加された団体の皆さんも「利用者さんのために」商品をブラッシュアップしようという熱意に溢れていました。

みんなで地域づくりセンターは、年に2回「福祉施設紹介・販売フェア 大きなテーブル」と「ちばユニバーサル農業フェスタ」という販売イベントの「場」を提供することで地域の福祉団体のみなさんを応援しています。是非、多くの方にフェスタに参加いただき福祉団体の商品と「ものがたり」に触れていただきますようお願いいたします。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

そして、この講座からうまれたコラボ商品があります。
いぶき福祉会さんと四街道のはちみつさんとのコラボから生まれたカレンダー。いぶき福祉会の利用者さんの絵と切り文字のカレンダーのぬくもりある台座をはちみつさんの木工品が使われています。
「地域」を越えた、「福祉」でつながる「ものづくり」ですね!
キャプチャ カレンダーチラシ.PNGキャプチャ カレンダー画像.PNG

社会福祉法人いぶき福祉会→https://ibuki-komado.com/
NPO法人はちみつ →https://www.hachimitu83.com/
NPO法人みのり福祉会 →https://www.minoriwelfare.com/

コメント(0) トラックバック(0)

ちばユニバーサル農業フェスタ2021開催しました

ちばユニバーサル農業フェスタ2021
日時:2021年11月27日(土) 10:00~14:00
場所:四街道市文化センター広場にて

ちばユニバーサル農業フェスタは、千葉県内の農地を守ることを目的とし、農業者、地域住民、障がい者、高齢者、子どもなど「みんなで関わる農業=ユニバーサル農業」をひろげ、応援するフェスタです。 今年は、昨年度に引き続き、新型コロナ感染症予防対策に取り組みながら、「農業の大切さを伝える」とともに「福祉団体の活動や製品」を皆さんに知っていただくことを目指した小さなフェスタとして開催しました。

今年のチラシもNPO法人はちみつの利用者さんの絵をもとにデザインしました(デザイン宮本英恵さん)
ユニバーサル農業フェスタ2021チラシ.pdf
参加団体 24団体(チラシ裏面に詳細があります)
初参加の団体もあり、ユニバーサル農業フェスタが地域に広がっていることを実感し、実行委員一同嬉しく感じております。

天候にも恵まれ(昨年は極寒の雨でした...)、出展団体の皆さんは額に汗をにじませ設営準備に取り組んでいました。ただ、次第に風が強まり安全面を重視しテントの撤収を早める等の対応が必要でした。感染症対策を最優先しての屋外開催ですが、天候への対応が求められる点では大変悩ましく、今後も検討していきます。

IMG_0993.JPG

IMG_0903.JPG

IMG_0930.JPG

IMG_0982.JPG

       IMG_0910.JPG

IMG_1000.JPG

たくさんの方にご来場いただき、にぎやかなフェスタとなりました。
前回フェスタ開始後早い時間に商品が売り切れてしまうことが課題としてあがっていたので、今回は出展団体のみなさんもたくさん商品を準備してくださったこともあり、来場の方が途絶えることがありませんでした。出展団体の皆さん、ご協力ありがとうございました。

IMG_1051.JPG

来年のユニバーサル農業フェスタも皆さまのお越しを実行委員一同お持ちしています!

コメント(0) トラックバック(0)

福祉避難所って?

 5月20日に実施した「みんなで災害支援を考えよう1」~障害のある人の支援~ において、災害が発生した時、障害者等、支援を必要とする人にとって≪避難所までの避難の安全確保と≫≪避難所での生活が不安なく過ごせること≫が大きな課題であった。

 災害が発生して、避難しなければならない状況で、避難所での生活に不安を感じる障害者は、在宅避難を選択しがち。障害者の支援を考える時、避難所までの安全確保と障害者の安否確認、そして、避難所での生活環境に目を向けることの大切さについて多くの意見が出ました。

 四街道市においては、障害者が避難する所として11か所の"福祉避難所"がありますが、「誰が、どの様な状況で、どの様に利用できるのか」など、ほとんど詳しい情報を得ていません。
 そこで障害者が不安なく過ごせる福祉避難所について考え、情報を共有する場として、「みんなで災害支援を考えよう2」~福祉避難所って?~をテーマとして11月10日(水)に講座を開催しました。


  社会福祉法人福祉楽団理事長 飯田大輔さんによる講演「福祉避難所のリアル」の中で、一昨年の台風19号による停電という事態の中、香取市にある施設「杜の家くりもと」に、香取市から市内のグループホームの要介護入居者17名を福祉避難所として受け入れを打診され、受け入れを決断したという経緯から≪福祉避難所は、災害時には、障害者が随時避難できるという場所ではなく、行政による要請と施設による許諾が有って、利用できるものであった≫ことが分かりました。

IMG_0131.JPG

IMG_0234.JPG

ワークショップでは、多くの不安や分からないことへの発言がありましたが、(意見集約表を参照) 大別すると

①福祉避難所の情報が無いことによる意見

②福祉避難所までの安全確保に関すること

③支援のマンパワーの確保

④地域の理解と地域との交流 の4つに大別されました(色分け)

11月10日画像1.jpg

11月10日画像2.png11月10日画像3.jpg

 これまで障害者は一般の避難所へ避難し、その後、福祉避難所へ移す必要のある方を特定し、施設に要請するという手順を踏むことになっていたものが、今年度の法改正により、直接福祉避難所へ行くことが可能になったということで、「何時、誰が、どの避難所に行けば良いのか」という質問も多くありました。 

これらの意見や疑問を後日、市の福祉部門の担当者とヒヤリングという形で意見交換する場を持ちました

 ・法改正もあり、利用可能な施設(福祉避難所)については、支援が必要な一人一人について「個別避難計画」を作成する必要があり、行政も見極めながら、施設、要支援者の三者の合意を経て決定するので、その作業に相当の時間を必要としている。

・市としても各施設の体力や福祉避難所としての充実を図りたいが、 そのためにも、受け入れ者のリスト(データベース)を施設職員と共有し、リアルタイムに更新可能なシステムを作る必要がある。

・現在は、避難者を収容できるだけの福祉避難所の量(=ハコ)が不足している。今後は、福祉施設の中でも入居・滞在型ケアを生業としていない通所施設とも協定を結んでいかねばならない。

・高齢者については、受け入れ時に個別避難計画を把握している必要がある。個別避難計画無しの受け入れは困難であり、福祉避難所としてさらに専門的な施設とその知識のある人材が必要。

・自主防災組織は自治会ごとに動いている。市内の80を超える自治会のうち、大きな自治会などは意識も高く、動きも組織的なところもあるが、ぜひ有事の場合、それぞれの地域で、障害者の避難の重要性に目を向けてほしい。行政としては、障害者福祉と自治会、この両輪をどう動かしていくかが課題であり、現在再編中の地域防災計画に福祉避難所への対応についても組み込んで行く予定。

   福祉避難所を充実したものにするには、ハコを増やす、ハコの充実とともに、障害者自身と地域のつながりが重要になってくる。今後、福祉避難所の準備が進んだとしても、マンパワーは地域の人に頼ることになるので、各施設も他業種や地域とつながって欲しい。行政としては、 福祉避難所からのリクエストは吸い上げることができるが、物資以外の供給に対しては不安を抱えている。・・・以上、市の福祉部門の担当者の意見

 

≪ 四街道市みんなで地域づくりセンター 今後の取り組み ≫

 福祉避難所の情報が少ないのが第一の課題と考えられる事から、行政や施設と協力して、広報活動を進めたい。災害時の障害者(要支援者)支援は、地域の協力が欠かせないことから、地域への理解促進と支援の輪づくりへの働き掛けを進めて行く。また、災害支援ネットワークによる支援の繋がりの輪を広める中で、政策推進課をはじめとする市の関係各部署との連携・協働、災害VC(社会福祉協議会)、地域包括支援センター、指定避難所運営委員会、福祉施設など関係機関との連携・協働を進めて行きます。

IMG_0123.JPG

 今回飯田さんの講演で使用した 「福祉楽団が学んだ未来への備え 2019年台風災害の記録と検証」はみんなで地域づくりセンターで閲覧可能です。どうぞご覧ください。

コメント(0) トラックバック(0)

「常総水害に学ぶ災害支援のあり方」

11月16日、29名の参加を得て、「みんなで災害支援ネットワークの会」の学習会が開催されました。対面式の学習会の開催がずっと望まれていましたが、長引くコロナ禍でそれもかなわず、このたびようやく開催できる運びとなりました。
今回は「茨城NPOセンター・コモンズとたすけあいの会JUNTOS(ユントス)」の代表 横田能洋さんに講師としておいでいただき、~常総水害に学ぶ災害支援のあり方~と題して、実際の災害支援の現場で起きること、そしてそれをどのように捉え、解決へ結びつけ、どのような教訓を得たのかを学ぶ機会となりました。
11月16日チラシ1.jpg
今回の学習会の目的は4つ。
1.常総水害において、被災者はどのような困難に直面し、「コモンズとたすけあいの会JUNTOS」は、地元の団体としてどんな手順でどんな支援をすることが出来たのかを知り、

2.今後も予想される自然災害に対して、私たちにはどんな準備や心構えが必要なのかを学ぶ。

  3.参加者同士で日頃の活動や災害支援について出来ることの紹介や、他の団体・組織との連携の話し合い。

  4.市民、団体・組織や専門家が常に繋がりを持つことが出来、かつ、災害時に有効な繋がりのツールについて。


【講演】「常総水害からの復興と自主防災の取り組み」
  講師:茨城NPOセンター・コモンズ、たすけあいセンターJUNTOS代表横田能洋さん

      IMG_0521.JPG  =要旨=

被災者が困ったこと

 1.災害ごみの処分  地域の災害ごみ仮置き場を決めておいて分別。 

 2.どこで過ごすか? 体育館の避難所や親戚の家。(日ごろからの付き合いがあったからこそ)

 3.そこまでどうやって行くか? 車が動かないので自衛隊のヘリやボートで ⇒ 高齢者には説得の必要。

 4.避難所の現実   ベッドはおろかプライバシーもないが、時間がたてば、お風呂の提供や温かい食事も用意されるようになる。復興と共に避難所が集約され、学校や職場、自宅から離れた場所となることも多く、高齢者には負担になった。空き巣の心配。

 5.外国人には避難所の存在すら知らない、分からないこともある。

 6.在宅避難の現実  気は使わなくてよいが、住まいとしての機能が消失したために食事やトイレ、ふろが不自由。特に誰とも話せない環境がつらい。

 自身が受けた支援から助け合いセンターJUNTOSの立ち上げへ  

日本財団等、普段からつながっていた支援組織に助けてもらい、せっかく被災地の中にあるNPOなので、全国からくる方の繋ぎ役になりたい...JUNTOS(ポルトガル語で「一緒に」)が立ち上げのきっかけ

活動内容

・災害助成金で高圧洗浄機や一輪車を購入、被災者への貸し出し ⇒ 被災者にJUNTOSを知ってもらい相談を受ける。

各地からやってくるボランティアの采配。

・中学校へ自転車を寄付。

・在宅避難者の困りごとをデータ化し行政へ提出。

・地域の情報。

・罹災証明の受付や使えなくなった車の処分の方法など)の提供。

・他市の国際交流協会に協力を仰ぎ、ポルトガル語。スペイン語・タガログ語の4か国語で情報誌と多言語ラジオを利用。情報を出すタイミングを鑑みながら配信。

外国人へより広く正確な情報を伝えるには

ある程度日本語が分かるキーパーソンをみつけ、日頃から付き合っておき、その人を介して大事な情報を拡散してもらう。(自動車税のこと、火災保険のこと、避難所のこと)

外国人の防災ガイドを発行(コモンズのHPでダウンロード可能)警察の呼び方、消火器の使い方、などの情報を記入。母国語で警報内容が分かるNHKのサイトQRコードも...。

 ボランティア団体への橋渡し役について

毎晩全国より来市した約60の団体との情報交換を実施。

 ⇒情報はホワイトボードに記入。時系列的にどんなセクションが動ているかを一目で見ることができる。災害ボランティアセンターでは派遣しにくい、危険を伴う専門集団や民間企業の活動などの依頼 ⇒ 2層の支援体制があるといい。

水害で直面する課題とその解決法 ※水害をきっかけに心の距離が近づいた
1.どこにいつ逃げればよいか・・・地区ごとの避難マップをつくり、訓練を実施。

2.災害ごみをどうするか・・・事前に仮置き場を決めておく。

3.お金にまつわる問題・・・公的制度や義援金配分だけでは賄えない。さらなる被災者再建支援法を...。

4.人口流失...空き家の増加

5.地域の落ち込み・・・飲食店の廃業 次に災害が起きると、まだ立ち直れる状態でなくともここは過去の被災地になってしまう。

6避難所から出た後の個人の状況が分からない。(個人情報の把握は限界がある)

7.心の問題の悪化...孤独や生きがいの消失、「炊き出し」という言葉への抵抗感 ⇒「サロン」に変更し、物を配りながら互いにおしゃべりする。心の不安を出す工夫をできるだけ外部からの支援を断らない。

JUNTOSの支援(その2)

定期的な県や市。社協名など6社協議

自治会・回覧板の代わりに被災者へ避難所や住まい・義援金の情報など復旧に関する情報を共有。一方で被災者の困りごとを聞き取りして行政に提出。 

ワークショップの開催 ⇒ 復興計画へ市民の参画を支援。お母さんの声、農家の方など。

 被災で生まれたチャンス

外国人との心の距離が近づく。空き家を貸して一緒にやっていこうという雰囲気に...。

安い費用でJUNTOSハウス設立 その後も閉院した病院を改装し、えんがわハウスを完成。多国籍の子どもむけ保育園や学童保育を併設し、住民の交流拠点に...。

自主防災について
行政はタイムラインの作成の重要性について話題にするが、大事なのは「どこに誰と」が大事。そのうえで地区単位に障害者やベビーカーの人も加えた避難マップを作るのは大事...国土地理院の地図を利用。さらに学校や子どもたちも交えた避難訓練や避難所マニュエルも作成しよう。高齢者への連絡もショートメールを利用。外国人には英語で..。.一斉配信可能。

避難所開設訓練

中学校で役回りを決めて実施。発電機の使いかたや和式トイレの体験。自治会や自主防災組織で避難所開設のための道具(衣装ケースに道具と発電機とダンボーるベッド)の所有し、どこでも避難所を開設できるようにする。オリジナルの防災セットともぜひ用意を・・・台風が近づいたら、酒をもって集まろう的なノリで。

福祉避難所開設訓練

福祉避難所の開設準備が難しい中、大事なことは一般避難所にもバリアフリー的な要素を備えたNPO型福祉避難所を作っていくのも大事では?障害のことをわかる人、子供や、ペットおばあちゃんも連れて行けるっていう避難所を、むしろ地域にたくさん増やす、そこを訓練するってことをぜひそのためには日頃からのつながりを大事に、みんなで知恵を出し合って、皆が安心できる避難所を作ってほしい

【ワークショップ①】①災害支援 私の団体でできること

今回のワークショップは、参加者全員の顔が見え、全ての意見を聞くことができるように円卓形式で、講師の横田さんにも参加いただきながら進めました。

まずは全員に限られた時間のなかで(1分間)所属する団体に上記のテーマについて話していただきました。
事前に用意をお願いしていたこともあり、また、横田さんのお話の感想なども随所に入れながら、皆さんとても上手にテンポよく話してくださいました。
(中には会議後、「1分間では十分話せなかったから」と意見をまとめた紙を担当者に預けていく方もあり、災害支援に関する皆さんの熱い思いが伝わりますした)IMG_0581.JPG

その後、支援に関するテーマをいくつかに絞り意見交換を行いました。

≪ペットの避難について≫
 ・ペットの管理は飼い主の責任。避難場所は確保したいが、できるだけ他の避難者への配慮をしてほしい。
 ・避難所ではペットといえども雨風がしのげる場所を(昇降口など)用意したい。
 ・避難所に一緒にいてはいけないのか?生き物と一緒に過ごすこと自体が人間が健やかに暮らせている証拠だと思う。殺伐とした避難所だからこそ、ペットで心をいやしたい。
 ・みなし仮設に行けば(仮設住宅に準じて借り上げた民間賃貸住宅)ではペットの飼育はほとんど許されていないのが現実。⇒今後、一歩踏み込んだペットの避難所について考えることが必要。

≪避難所を快適にできる要素とは何か?≫
 ・行政職員による避難所運営は、人数を数え、弁当を配ることまで。避難者はお客様状態で避難してはいけない。
 ・日ごろから避難所設置に対する準備と訓練が必要。
 ・常総市では中学生にHUGゲームを経験してもらい、避難ルートマップを作った。防災については、子どもと一緒に活動することも効果的かもしれない。
 ・レクリエーション協会では、コロナ禍で子どもには密にならないゲームを、身体を動かす機会の減った高齢者に介護予防教室を用意している。全国組織で東日本大震災以降準備をしてきたので、お呼びがあれば、すぐに伺いたい。遠慮なくお声がけを!    
   ⇒自分たちで地区の防災計画を立てる必要がある。自分たちが暮らす避難所と意識が必要。
IMG_0583.JPG

≪障害者の避難について≫
  ・障害の内容は一見すると分からないものがある(精神障害や発達障害の人)
  ・精神障害者に対する周囲の理解が低く、地域へのハードルが高いので、症状によっては避難所へ行けない。
        ⇒障害のある人とどんなふうに接すればよいか?気を付けるべき点は?など、ポイントを押さえて地域の人に声掛けすれば交流もでき              るのでは?災害時、近所の助けあいが効果的なので断然効果的なので、普段から理解のある仲間 をつくっておきたい。

≪高齢者の避難について≫
  ・自治会には要介護者の名簿が届くが、その対応策が悩ましい。
  ・以前より私の自治会・自主防災組織では、「こんな理由があるので、災害時には助けてください」「こんなこんな時は助けます」と自                  己申告してもらい、自治会の役員でその情報を共有していた。街自体が高齢化してきた今、外部にも公開する(= 鍋をつつき合う仲間や関係性)必要があるのではないかと感じている。

  ・自治会での集まりというのではなく、支え合いの会のイメージで付き合っていきたい。
   ⇒気軽に自分の弱点が言える地域の住民でいたい。
IMG_0574.JPG

≪外国籍の人、特にアフガニスタン人について≫
  ・「知らない」ことが災害時の課題になっている。普段のことを知っていれば問題はない?
  ・国民性もともかく、言葉の壁が大きいのが課題。団体として何とか市民との交流の場を作りたいと思っているが...
  ・互いが信じあえるような信頼関係をつくりたい。
IMG_0566.jpgのサムネイル画像

【ワークショップ②】繋がりのツール
  現在、ネットワークのメンバーは、事務局の発信するEメール(メーリングリスト=一斉発信アプリ)で情報共有や参加者の募集などを行い「みんなで災害支援ネットワーク」のFacebookページで外部への情報発信を行っていますが、まだまだ十分に活用できているとはいえません。そこで、日常的に情報交換のできる手段としてのツール、使いやすく発言のしやすいツールは何かについても意見交換を行いました。

・みんなで災害支援ネットワークの会が立ち上がり1年がたち、講座を開催するごとにメンバーも増え、その設立趣旨も次第に地域に広まりつつあるといえます。ネットワークは同じ地域でメンバーを違えながら、何層にもまたがって存在することで、ネットワークの力はさらに発揮できるものと思われます。メンバーの皆さんが主体的に動き、繋がり、助け合っていけるように、事務局のみんなで地域づくりセンターは今後もしっかりとバックアップしていきたいと思います。

コメント(0) トラックバック(0)

四街道市指定の和良比小避難所開設・運営訓練に伺いました

11月21日、和良比小学校にて和良比小避難所運営委員会が主催する和良比小避難所開設・運営訓練が行われました。
同委員会は、四街道三区自治会など8つの区・自治会合計2400世帯が和良比小学校を市の指定避難所として運営するために立ち上げられた組織です。
今回で8回目の訓練となります。

P1020377 (1).JPG

2年に及ぶコロナ禍の影響もあり、今年度も一般の区・自治会員による避難者としての参加は見送り、
和良比小避難所運営委員会の役員や会員ボランティア、区・自治会長を中心とする約100名が参加する訓練となりました。

今回の訓練の重点項目は以下のように明確に示されています。
   1 各区・自治会における安否確認などを充実する
   2 新型コロナウィルスび感染症対策に配慮する
   3 活動班ごとの業務を間違いなく把握し実践する
   4 会員ボランティアを含めた活動班同士の連携・支援体制を確立する
また、今回の訓練は、来年1月、2年ぶりに開催される四街道市防災訓練の内容の基礎となります。

午前6時、千葉県北部を震源とするマグネチュード7.3の地震が発生。四街道市で震度6弱を計測ーこんな設定で、訓練はスタートします。
その後次第に市内で停電、ブロック塀の倒壊、断水など被害状況が明らかになり、市防災本部避難所班員が和良比小施設管理者と共に避難所施設の安全を確認。その後避難所運営の関係者が集まり始め
9時30分 運営委員会委員長による避難所開所宣言で訓練がスタートします。

各活動班では粛々と打ち合わせと運営実践が始まりました。
例えば...
安全班は、体育館内居住エリア内に感染予防対策の居住スペースを区割りします。
情報広報班は、避難者の体温測定を行って異常のない人を体育館、発熱世帯を東昇降口に誘導。メインの居住エリアとなる体育館には、避難所を運営するにあたってのルールを記した紙を掲示します。
防護服着用の衛生班は、発熱者世帯は別のルートで隔壁されたビニールカーテンの向こうに案内します。車いすの利用者は、要援護者室へ。なお、コロナの自宅療養者・濃厚接触者は、校門入口から直接、グラウンドに設置された2つのテントに入り、移送まで待機することとなります。さらに衛生班と連携しながら防災井戸から取水した水をバケツで運び、水洗用の水桶に入れます。
総務班は、避難者集計用メモに区・自治会ごとに要支援者の人数を書き込んでいきます。
食糧物資班は、支援物資を自治会ごとの避難者数分配布します...

打ち合わせ.jpg
感染者.jpg受けつけ.jpgルール.jpg総務班.jpg
リスト (1).jpg

ビニールカーテン.jpg


車いす.jpg5つの活動班の訓練は滞りなく進みます。進捗状況は、活動班長から委員長へ適宜連絡・報告されます。
今回もこの訓練が万全の体制で行われるよう、2週間前の拡大会議では和良比小学校を視察し、シュミレーションを行ったり、区・自治会経由で要領を共有したと聞きます。
「といっても、避難所の原則のひとつは、避難所に関わる人が自分で考え、行動することです。例えばマニュアルのない場合、運営委員会に属する私たちは、避難所の方々の安全を確保し、効果的効率的な生活ができるように対応することを自分の判断で行うことになります」と阿部欽三避難所運営委員会事務局長。

各活動班の活動を共に支えているのは、30人ほどの「会員ボランティア」。これまでの自身の資格や知識、経験を生かして、被災者支援に役立ちたいと自ら手を挙げた皆さんです。
総務班に所属する大森茂美さんは、運営委員会立ち上げ当時から訓練に関わり、避難者の名簿作りに関わってきました。自治会長や区長の交代で運営委員の顔ぶれも変わる中で、当初からのノウハウを次の担当者に伝え引き継ぐ役割を果たしています。
現役時代は特別支援学校に勤務していた岩井隆典さんは、避難に配慮の必要な人の誘導の手助けをしたいと安全班のメンバーとして毎年訓練に参加しています。「区・自治会全体の集合訓練が復活したら、ぜひ障害のある人も参加し、避難の大切さを体感してほしいと思います」。

訓練の中では「防災士」のビブスを被った皆さんの熱心な姿もありました。減災や社会の防災力の向上のために活動する防災士による「四街道市防災士協議会」のメンバーです。この日は市内各地域より6名が参加し、発熱者エリアでの活動班の訓練、組み立てられた段ボールベッドなどを回り、熱心に意見交換をしていました。
「防災士の皆さんは自分の住まいのある地域での自助・共助・公助という災害対応全般の担い手となることが期待されます。共助として位置づけられる避難所運営に関してもそれぞれの役割をしっかり把握し、知識や経験を生かしてもらって私たちと連携していただけることを強く願っています」と阿部事務局長。
防災士によるチェック.jpg活動班の訓練が一通り落ち着いたところで、参加者が一堂に集まっての生活環境設営訓練が行われました。
照明設置訓練や室内テントの組み立て・収納訓練も行われました。段ボールトイレや発泡スチロールベッドなども展示され、参加者は実施に災害が起きた時をイメージすることができました。テント.jpg
発砲スチロールベッド.jpg

訓練の最後には、佐渡市長からの挨拶と澤畠危機管理官からの訓練に対しての総括もいただき、今年度の訓練も無事終了しました。全体 (1).jpg


2016年に和良比小避難所運営委員会が立ち上がって以降、避難所開設・運営訓練は毎年実施されていますが、この間コロナウイルスの感染拡大を含め、避難所運営に求められることは刻々と変化しています。8年間積み上げてきたノウハウ・実績に甘んじることなく、さらに現状に応じて新しい意見を求め、対応を追及している避難所運営委員会の姿勢に、一市民として大変心強く感じました。このような組織が今後市内の他の地域でも設立されることを切に願わずにはいられません。

コメント(0) トラックバック(0)

四街道市みんなで地域づくりセンター

住所〒284-0001 四街道市大日396(文化センター1階)
地図(Google マップ)
電話043-304-7065
FAX043-422-7051
開館日火-金 9:00-17:00
土(第1・3) 9:00-17:00
休館日日、月、土(第2・4・5)、
祝日、年末年始

センターの概要はこちら

© 四街道市みんなで地域づくりセンター